丹倉(あかくら)神社

赤倉集落からさらに山深い奥にある古い神社で、熊野三山に参拝者が訪れる以前からこの地で根付いていた「磐座信仰」を示す巨岩をご神体としています。巨岩に神を感じる自然崇拝の名残が感じられます。ご神体の岩の上から樹木がそだち、神秘の生命力を感じざる得ないです。
近くには修験者の聖地「大丹倉」があり、この丹倉神社も原始の山岳信仰を受け継ぐ修験道の行者たちが外界を離れ自ら鍛えた修業の場と言われています。熊野市には磐座信仰を示すものとして世界遺産花の窟があります。

■住所 熊野市育生町赤倉 駐車場なし トイレなし JR熊野市駅から車で30分