■熊野灘の荒波と鬼伝説がつくりあげた天下の名勝■
世界遺産、そして国の天然記念物及び名勝「鬼ケ城」は、数度にわたる急激な地盤の隆起と風・海蝕によって造り出された他に類をみない奇岩地帯です。1.2キロにわたり大小無数の洞窟があり、「日本百選」や「新日本旅行地百選」にも選定されています。平安時代初期に征夷大将軍・坂上田村麻呂が鬼ケ城を根城にして鬼と恐れられた海賊「多蛾丸」を征討したという鬼退治伝説が残っています。もともとは「鬼の岩屋」と呼ばれていましたが、室町時代に有馬忠親が山頂に隠居城として山城を築いて「鬼ケ城」と称してから、現在の名称で親しまれています。
平成25年8月複合観光施設として鬼ケ城センターがオープンしました。
1階は熊野の特産品を販売する売店、座席20席のカフェ、新姫ソフトクリームなどのテイクアウトコーナー。2階は座席28席、デッキ9席のレストラン、3階は最大240名収容の団体用レストランがあります。鬼ケ城の一番の景勝地千畳敷まで徒歩5分です。