世界遺産「花の窟」は、720年(奈良時代)に記された『日本書記』の神代第一で「国うみの舞台」として登場する日本最古の神社です。祭神は、「イザナミノミコト」「カグツチノミコト」です。他の神社と異なり社殿がなく、ご神体が高さ45mの岩(窟)で、熊野三山や伊勢神宮成立前の太古の自然崇拝の遺風を漂わせています。花の窟の名は、季節の花々で神をお祀りしたことに由来するといわれており、古くから花祭りという珍しい祭礼を行っていたことがうかがえます。日本書紀に記されている事柄そのままに、今も2月2日と10月2日には、例大祭が行われ、多くの方が参拝に訪れます。
■熊野市有馬町130 駐車場:35台 バス2台 無料 トイレあり JR熊野市駅から車5分
■お綱掛け神事