毎年8月第1日曜日(小雨決行) – 紀伊半島太鼓フェスタ「響鼓in熊野」

●令和2年響鼓イン熊野は中止です。

時 間:
14:00~ 開演(各団体による太鼓演奏)
18:30~ 寄せ太鼓コンテスト【熊野市民会館】(各団体による太鼓演奏)
20:30頃 響鼓スーパーセッション ~木本節組曲

場 所:
記念通り商店街(木本町)

内 容:
 紀伊半島各地域の太鼓演奏チームによる野外舞台での太鼓競演や郷土物産展の開催により、各地域と市民との交流・親交や熊野のPRを図るイベントです。毎年、紀伊半島各地域から多くの太鼓演奏チームを招いて行われ、天空アーケードを張って歩行者天国にされた『記念通り商店街』は多くの人びとで賑わいます。

☆記念通り商店街
 記念通り商店街は、起元2600年(1940年、昭和15年)に完成したため、それを記念するという意味で名前がつきました。名前は公募で、女学生が応募したものと言われています。
約500mにわたって車道と歩道とに分かれて整備されており、当時としては類を見ないほど立派な道路でした。

☆木本節
 昭和2年に『鬼ヶ城』(世界遺産)の保存と宣伝を行うため、”木本節保存会”が設置されました。折りしも毎日新聞社が主催で”日本新八景”の選定が行われることになり、鬼ヶ城の入選を積極的に目指すとともに、鬼ヶ城の宣伝歌として『木本節』が募集されることになりました。結局、海岸部では室戸岬が選ばれ、鬼ヶ城は入選するにとどまりましたが、その時に作られた8首の木本節は見事にこの地域を表現したものとして、現在でも歌い継がれています。

1.主は鬼ヶ城雄々しき姿私しゃこがれて散る女波…(鬼ヶ城)
2.七里御浜はかすみに暮れりゃ沖に漁火主恋し…(七里御浜・熊野灘)
3.徐福を偲んで書きたる文字の岩に不老の苔が蒸す…(徐福の文字岩)
4.鬼を射止めて去りにし将軍の笛に憶いをます夕べ…(鬼ヶ城・坂上田村麻呂伝説)
5.御浜獅子巖松吹く風と波の囃しに神楽舞…(七里御浜・獅子巖)
6.華城山から日の出を見れば魔見島に黄金の波が打つ…(華城山・魔見ヶ島)
7.堅き千本り(契り)の磯石伝い主の便りを松ヶ崎…(鬼ヶ城周辺・松崎港)
8.花の窟に松吹く風は神代ながらの声がする…(花の窟)