毎年11月3日 – 紀和ふるさとまつり

令和2年度は中止です。
時 間:
9:00 開会
9:30 各種イベントオープン(郷土芸能ショーなど各種ステージ・イベント)
14:30 大抽選会
15:00 もちまき

場 所:
紀和町B&G海洋センター周辺(紀和町板屋)

内 容:
会場となる紀和町板屋周辺は、昭和初期から銅鉱山で栄えた地域です。鉱山華やかな頃、毎年11月3日に「山神祭」として鉱山関係者をまじえ、地域を挙げてお祭りが行われていました。昭和53年の鉱山閉山後は、「花木まつり」・「産業祭」と形・名前こそ変わりましたが、地域に愛され、地域の文化の向上や地域振興へつなげていきたいという想いは、現在の「ふるさとまつり」に受け継がれています。

☆紀州鉱山
紀和町・楊枝川周辺では、奈良県時代に東大寺の大仏鋳造のための銅が供出され、南北朝時代には南朝方の軍資金を生み出していたと言われており、古くから金・銀・銅の豊かな鉱脈が存在していました。江戸時代には”一山は一国たるべし”として厳しい掟が敷かれた一種の治外法権地帯を形成していました。江戸中期頃には”熊野床”と言われる画期的な銅鉱石の精錬技術が考案され、全国の鉱山へ広がっていきました。その後、昭和に入ってから石原産業株式会社が地下資源の開発に着手し、”紀州鉱山”と言われるようになり、昭和38年には全国でも屈指の鉱山となりました。しかし昭和40年代後半からは国際銅価の低迷と採掘原価の増大によって昭和53年に閉山を余儀なくされましたが、現在でも選鉱場跡や坑道が残り、近大産業文化遺産としての価値をとどめています。