道中の観音様に見守られ – 観音道

 大泊から波田須への信仰の道。山道を1kmほど登ると比音山清水寺跡(通称泊観音)があります。急勾配であるが参道脇の石仏になぐさめられます。
全国に観音信仰が普及した江戸時代、泊観音の近在にも観音講が生まれ、多くの信者により西国三十三所の石仏が寄進されました。道中あちこちに立つ石仏は往時の賑わいを偲ばせます。
清水寺は大同4年(809)に坂上田村麻呂により建設され、鬼退治の伝説が残っています。