2月2日 花の窟神社春季例大祭

時 間:

2月2日
10:00~ 修祓(山上へ登る氏子の御祓い)
10:30~ 「お綱かけ神事」お綱を浜に引き、付け替え
11:00~ 神事
11:30~ 浦安の舞・豊栄(とよさか)の舞
11:40~ 玉串奉典
12:00~ 神事終了、もちまき

場 所:
花の窟神社(有馬町)

内 容:
日本書紀にも記されている日本最古の神社『花の窟』は、日本の神々の母・イザナミノミコトの御陵であり、熊野三山の根源地として我が国古代信仰にとって非常に重要な神域です。百尋(166m程度)の大綱を高さ約45mの御神体の窟頂上から『七里御浜』へ引き出して境内へ渡す「お綱かけ神事」(三重県指定無形民俗文化財)は、五穀豊穣を祈願するとともに、神と結びつながり、神の恵みをいただく太古から受け継がれる神事です。秋季大祭の際には、神聖な白石を載せた花車を引く「お白洲引き」や道中踊りなどが行われます。

☆お綱かけ神事①~三流(みながれ)の幡(はた)~
大綱に吊るされた御神体正面の3つの縄旗は、その昔に朝廷から奉献されていた錦の旗の名残で、伊弉冉尊(イザナミノミコト)が産んだ3貴神《天照大神 (アマテラスオオミカミ)、月読尊(ツキヨミノミコト)、素戔鳴尊(スサノオノミコト)》を象徴しています。「紀伊続風土記」にも”ある時に熊野川の氾濫 によって錦の旗が届かなかったため、土地の人びとが縄旗を作って、旗の下に様々な季節の花を結び付けて行う”との記述があります。

☆お綱かけ神事②~御子神が宿る大綱~
大祭に用いられる大綱は、古代米の稲藁で作られた7本の綱を1尋ごと(約1,6m)に結束したもので す。7本の綱もそれぞれ伊弉冉尊(イザナミノミコト)が産んだ自然神7柱を現しています。この日本一長いとも言われる大綱は、神々が宿るものであるため、 またぐことは禁忌とされています。ちなみにお綱かけ神事は”かけ替え”ではなく、前回かけたお綱が残っている場合はそのままにして新たにお綱をかけます。 したがって、お綱が2本ある光景が見られる場合もあります。前大祭のお綱が残っていることは豊作を約束するものとして喜ばれると言われます。

1.風の神…級長戸辺命(シナトベノミコト)
2.海の神…少童命(ワタツミノミコト)
3.木の神…句句廼馳(ククノチ)
4.草の神…草野姫(カヤノヒメ)
5.火の神…軻遇突智命(カグツチノミコト)
6.土の神…埴山姫(ハニヤマヒメ)
7.水の神…罔象女(ミツハノメ)

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